白髪染めとおしゃれ染め(ファッションカラー)の違い
前回カラーの種類についてお話ししましたが、今回は「白髪染めとおしゃれ染めの違い」について書こうと思います。
前回のブログはこちら⇒カラーのいろいろ
白髪染めとおしゃれ染め
カラー剤は1剤と2剤があります。
1剤に2剤の過酸化水素を混ぜて、その酸化反応を利用して髪を染めていきます。
ここでは主に「1剤」についてお話していきます。
(2剤は白髪染めもおしゃれ染めも同様のものを使用するため)
まずは、白髪染めとおしゃれ染めの違いです。
「白髪染め」とは、白髪がある方をターゲットに作られたヘアカラーのラインナップです。
1本のカラー剤で黒髪を明るくしながら、白髪にも色を入れるように設計された薬剤です。
「おしゃれ染め」はファッションカラーのことで、黒髪を明るくしたり、ブリーチされた髪をトーンダウンすることを想定して設計された薬剤です。
簡単な図を作りましたのでこちらをご覧ください。
この図にすべての薬剤が当てはまるわけではありませんが、大体このような感じです。
カラー剤(1剤)の中身はおもに・・・
脱色剤(アルカリ剤)
染料
トリートメント剤
基剤
でできており、その分量バランスが大きく違います。
注目すべきは「アルカリの量」と「染料の濃さ」です。
白髪染めは白い髪と黒い髪を同時に染めるために【高アルカリで染料も濃い】のです。
もっと言うと、ダメージ強で暗く濁りやすい。
これが白髪染めをしている方が悩まれる原因ということです。
ファッションカラーで白髪を染める
では、ファッションカラーでの白髪染めは何が違うのか?
ファッションカラーといっても、その中には色々なバリエーションがあります。
白髪のない髪にカラーするのであれば、
「色味は○○で明るさ△△レベル」の薬剤で染めましょう!
と美容師さんとカラーチャートを見ながら選んでもらえばいいわけですが・・・。
白髪はそれでは染まりません。
次回、なぜファッションカラーで白髪が染まるのか?
お楽しみに♪
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